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晩秋に「生老病死」を想う

今朝午前2時過ぎ、96歳の女性を在宅で看取った。

長い経過の慢性心不全で胸痛や呼吸苦をよく訴えられていたが、訪問看護師が付き添ってご家族に見守られながら最期は静かに息を引き取られた。
私は自宅から自転車を走らせてお宅を訪問し死亡診断、訪問看護師に後はお願いしてクリニックへ向かい診断書を作成、お届けし、枕元で拝ませていただいた。 
お気に入りの和服を身に纏って、穏やかな微笑みを浮かべていらっしゃった(少なくとも私にはそう見えた)。

ここ数週間の間に私の身近でもいろいろな出来事があった。

1週間前には孫が誕生した(5人目になる):  嬉しいことだ。
2週間前には母が転倒し、以来転倒を繰り返して父親一人では介護が困難な状態になった:  困ったことだ(デイサービスへの送り出しや夜中のサポートを私もすることになる)。

自転車を走らせて自宅に戻る間に「生老病死」という言葉が頭に浮かんできた。
生きていくということは、いろいろな苦しみが多く、嬉しいこと楽しいことというのは一瞬一瞬に過ぎないのだと思う。

自宅に戻って3時間ほど眠った。8時に目覚ましで起こされるまでの深い眠りだった。
9時から、いつものようにまた自転車で日曜日の訪問診療に出かけた。

風が少し強いが、色づいた木々の背景に透き通るような青空と白い雲が眩しい:
IMG_9488.jpg

小学校の校庭に色づいた柿がたわわに実っていた。
IMG_9463.jpg
美味そう! 取って喰いたい!! と正直思った。
柿が好物なのだ。

そんなこんなで訪問診療の合間の一瞬一瞬に感動があり、いろいろな想いが浮かんでくる。
これも「より良く生きる」ことなのだと思う。






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